お家って財産だし、いつまでも持っておくものですが、1人で管理していくのって意外と大変だったりします。
実際に管理出来なくて空き家になった家が問題になってたりもしますよね。
今回は古くなった家(連棟式)を、管理出来ずやむ無く売却してしまった経験を、少しでも役に立てられればと思いまとめてみました。
最後までよろしくお願いします。
※(今回の記事は自分に所有権があることを前提にしてます。
権利が複雑に絡んでる場合はあまり参考にならないと思います。)
家を売却しようと思った経緯
物件は築30年程(売却時)で元々は家族4人で住んでいたんですが、両親が亡くなって姉と2人で住んでいました。
2人共、仕事が忙しく(今、思うと言い訳でしかありませんが)
母がやっていた外回りの掃除まで気が回らず、2階部分のバルコニーの排水口に落ち葉が溜まり、雨水が溜まったりしていたようです。
姉も結婚を機に出ていって、私は内装の仕事をやってたにも関わらず、家に帰ってまでそんな事を考えたくないというスタンスだったんで、
家は荒れ放題で2階部分には誰も行く人も居なくなりました。
そのまま数年間放置し、テレビがアナログ放送からデジタル放送に切り替わり、うちも切り替えた訳ですが
その時アンテナ工事に来た業者さんが「ベランダにヒビが入って斜めになってますよ!」
と慌てて教えてくれたんで見に行くと、建物とバルコニーの境目に亀裂が入って今にも下に崩れ落ちそうになってました。
おそらく溜まった雨水の重さや直接の原因は東日本震災だと思いますが、「流石にこのままじゃまずい」と、
リフォーム業者さんに見積もってもらったところ最低でも50万、きっちり工事すると100万は掛かるとの話です。
代金も分割なら何とか出来るんですが、工事のお金は基本分割はできないんで、当時はそれ以上調べる余裕もなくすぐさま売却を決断しました。
中古物件の売却を依頼する時の注意点
早速、売却を決断した私は不動産屋さんに査定を依頼しました。
やはり家を売却する時の1番のポイントはどの不動産屋さんを選ぶかだと思います。
1社だけでは分からないんで複数の業者さんで比較をして、査定の金額は勿論、今後一緒にお家を売って行くパートナーとしてもキチンと対応してくれるのか等を判断しました。
最終的に2人に絞ったんですが、1人は姉の知り合いで、もう1人は中学時代の同級生です。
しかし、知り合いと言っても安心は出来ません。
どちらとは言いませんが、一方の業者さんは最初から安めの価格設定でプランもあまり具体的ではなく、
もう一方は、高めの金額を提示して、様子を見て金額も下げて行こうと言ってくれ、
プランもリフォーム込みの価格設定で提示すると言ったように具体的にアドバイスをしてくれました。
中古物件を売却する際の1番のポイントは不動産屋選びで、
数社から査定額や具体的なプランなどを聞いて1番しっくりくる業者を選ぶことではないかと思います。
因みに売却した物件の詳細は
- 場所 世田谷区某私鉄の駅から1分
- 築30年程
- 形式 地上2階建て半地下、連棟式
- 土地としては20坪弱の狭小地
私が売却したのは連棟式物件で(テラスハウス)とも言われてますが数棟が連なった住宅で、立て替えや、境界線が厄介です。
そんな理由から担保としての価値が低く銀行でのローンも組めません。
例外はあるかも知れませんが組みにくいのは変わりないと思います。
そんな理由もあり、好立地ながらも査定額は2000万を切りました。
私は不動産屋さんと相談の末リフォーム費用込みの1980万(税込み)で売りに出しました。
中古物件を売却する為にやった事は?
価格も決まり不動産屋さんに売却を依頼したということで、「ひと安心あとは家が売れるのを待つだけ」と思ったら、そう簡単には行きません。
やはり、売り物なんで少しでもお客さんに好印象を与えるように、家中掃除をしたり、破れた障子を張り替えたりと、必要最低限の事をやりました。
具体的には
- 売り物として必要最低限の掃除や修繕
- 不用品などの処分
- シロアリの駆除
- 境界線に飛び出していた樹木の伐採と根っこの処理
- 内覧に立ち会い
これらは全て売上げから差し引きです。(トータルで150万くらいかかったと思います。)
また、日曜だけは家にいて内覧に立ち会ったりもしました。
実際に住んでいる人が感想を言ってあげると信用も増すと思います。
ウェブ集客だと思いますが、立地も良いと言うこともあり、お客さんは直ぐに見つかり2週間程の内覧を実施して数組のお客さんに見ていただきました。
その内1組のお客さんが、キャッシュで買えるとの事でめでたく売却することが出来ました。(ありがとうございます!)
売り上げは、共有者の姉と折半しました
中古物件(住宅)売却に必要な書類は?
めでたく売却となった訳ですがその際に必要な書類などを簡単にまとめましたんで参考程度に(抜けてたらごめんなさい)
- 身分証
- 印鑑証明書(区役所の窓口や、マイナンバーカードがあればコンビニでも発行出来ます)
- 実印
- 住民票(区役所の窓口や、マイナンバーカードがあればコンビニでも発行可能)
- 登記済権利書、登記識別情報(法務局で貰えます)
- 固定資産税納税通知書(郵送されてきます)
- 固定資産税評価証明書(区役所などの窓口で発行して貰えます)
自分が用意する物としてはこんなところで、あとは不動産屋さんが動いてくれました。
中古物件住宅を少しでも高く売る為のまとめ
- 複数の不動産屋に査定を依頼して比較する。
- 物件の価値を少しでも上げるために掃除や修理などメンテナンスをする
- 出来るだけ内覧に立ち会って物件の感想などを言ってあげる
結局、自分でも動き回る事や出費もそれなりです。
という訳で、中古物件を少しでも高く売却するためにというテーマで実体験をまとめた記事でした。
何かのお役に立てれば幸いです。
それでは最後までお付き合いくださってありがとうございます。
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