音楽は人を救えるのか?ミュージシャンや芸能人の経験を元に考察してみた。

音楽は人を救うか?私の答えはズバリ「YES!」です。

勿論「NO!」の人だって沢山いると思います。

今回は音楽が人を救えるのかミュージシャンの経験を元に考察してみようと思います。

伊東歌詞太郎「音楽準備室が居場所だった」

中高生に人気のシンガー・ソングライター伊東歌詞太郎さんは昨年末、中高生の為の講演会で小学生時代に受けたいじめの過去や大学時代の貧しい生活だった事をカミングアウトしました。

小学生時代、無視をされたり上履きに画びょうを入れられたりテレビのニュースさながらのいじめを受けていた伊東さん

唯一の安息の場所が音楽準備室だったそうです。

楽器や楽譜でいっぱいの室内で彼はピアノの下によく隠れていたそうです。きっとそれだけ怖かったんだと思います。

そんな中で彼は読めない楽譜を何となく解釈しながら歌ってなんとか小学生時代を乗り越えられたという事です。

今はその経験を活かして少しでも悩んでいる人を前向きに出来るように音楽活動をやられています。

YOSHIKI ドラムのおかげで父親の死を乗り越えたと共に父親の意思を継ぐことにもなった

今や世界的なアーティストのYOSHIKIさんも幼少期には挫折を味わっています。

10歳の時に優しかった父親が自殺してしまいます。

父親の大切なレコードを「割れる爽快感が楽しいから」と何百枚も投げるYOSHIKI少年を笑って眺めていたと言うから、どれほど優しい方だったか伺えますね。

そんな父親の死と直面した10歳のYOSHIKIさんを母親が何を思ってかKISSのコンサートに連れて行きます。

彼はこれまでにない衝撃を受けロックに目覚めます。

そして、11歳の誕生日にドラムを買って欲しいと母親にお願いしたところすぐに快諾してくれたそうです。

きっと父親の夢がドラマーだった事も関係してるかも知れませんね。

彼は、怒りや悲しみと言った感情を全てドラムに叩きつけます。

「叩いたら叩いた分だけ音が帰ってくるので、すごくドラムに救われた」

なかったら生きて来れなかったかも

ドラムやロックに触れた事で今のYOSHIKIさんがいる訳ですね。

つい先日も24時間テレビで盲目の少年ドラマー酒井響希くんとの共演をしたYOSHIKIさん

現在は音楽を通して人々を救う立場になったと言う事ですね。

菅田将暉 音楽を嫌いになってまた改めて好きになった理由も音楽だった

俳優としてだけでなくミュージシャンとしても活躍中の菅田将暉さん、彼が音楽を始めたきっかけになったのがフジファブリックの「茜色の夕日」という曲です。

元々、歌う事が好きだった菅田さんですが声変わりで上手く歌えなくなったと言う些細な理由で、音楽嫌いになり遠ざかってしまいます。

それだけ歌に自信があったのかも知れませんね。

そんな菅田さんが上京して3年後の19歳の頃、映画「共喰い」の撮影中のある日フジファブリックの茜色の夕日と出会います。

「東京の空の星は 見えないと聞かされていたけど 見えないこともないんだな」

と言う歌詞を自分の現状と照らし合わせ

「東京や芸能界といったキラキラした世界と現実のギャップに直面しながら「夢はもしかしたら無いのかもしれないと突っ走っていると、この世界じゃなきや出会えない人ちがたくさんいた。この歌詞の〈星〉って、そういうことなのかと勝手に思った」

と語っているように、そういうものなんですよね。

人それぞれの解釈の仕方や感じ方があってそこに尽きるのではないかと思います。

それからの菅田さんは再び音楽と向き合うようになりました。

三浦大知 「音楽は人の気持ちを豊かにする」

幼い頃から、ズバ抜けた歌唱力と踊りで注目を集め現在も第一線で活躍中の三浦大知さん

彼が音楽に救われたと思えたのが、震災後に日本中が落ち込んでいた時「音楽は本当に必要なのか?」と疑問を感じている中で、

改めて音楽と向かい合うことで「やはり音楽は人の心を豊かにする」と実感し、

何も出来なくても誰かの心が少しでも軽くなるなら、やっぱり音楽は必要なんだろうな」と思えた時だそうです。

アーティストさんならではの意見ですね。

ハイスタンダードの横山健さんもライブのMCで同じように言ってました。

自分の過去の経験でも音楽に勇気付けられた

アーティストの方々の経験を元に考察してきましたが、自分もやはり思春期の頃無理矢理、海外留学に行かされホームシックになった時(甘ったれた小僧ですね。)

ブルーハーツやジュンスカ、姉にダビングしてもらったXのテープなんかを聴いて元気を出していた記憶があります。(歳がバレそう)

今回のまとめ

結論としては、音楽は様々な場面で人の心を動かす事が出来るし捉え方にもよるけど救われる人が多いのではないでしょうか。

また世代を問わず訴えかける力があるものだとも思えました。

これからも新しいアーティストがどんどん誕生するかと思うとワクワクしますね。

今回も最後までお付き合い下さってありがとうございます。

最後に最近のお気に入りReiさんの曲で終わりたいと思います。