嫌いな人や苦手な人との付き合い方はアサーティブに対応する|具体的な方法を紹介

マインド

こんにちはド底辺ブロガーのまつ@matsu_trendです。

誰にでも度合いは違うけど嫌いな人や苦手な人の1人はいると思います。

気にしないようにしてもますます、その人の事が浮かんで来て仕事が手に着かないと言った経験もあるのでは?

そこでそんな悩みを解決する方法をいくつか紹介したいと思います。

この記事は

・人が人を嫌う根本的理由
・嫌いな人や苦手な人との付き合い方や対応
・具体的な対応方

と言う内容で進めて行きます。

人が人を嫌う理由は?

今、この記事を読んでいる人は少なからず職場などで、他人から覚えがない不快な態度や行動をとられていると思います。

なぜ人は他人に嫌な事をするのかと言うと「生存欲求」と言う本能がそうさせているからです。

人は大昔から自分と違うタイプの人間を見ると脅威を感じ、警戒して不快になるように潜在意識にインプットされてます。

嫌いと言う感情が生まれる理由はそこにあります。

よく「生理的に無理」と言う表現を聞きますが、あれもそう言った本能が何となく不快にさせているから起こるという訳です。

つまり自己防衛の為に他人を攻撃してる訳ですね。

人間の本能ってそう言う意味では本当に厄介ですよね。

でも、その心理を理解した上で嫌いな人、苦手な人と接すれば良い関係とは行かなくても気にならなくはなって来るのではないでしょうか。

嫌いな人や苦手な人との付き合い方や対応は?

自己防衛の為に攻撃的になっている人に対して、こちらも反発したり、対抗しようものなら間違いなく関係は悪化します。

かと言ってされるがままになったり、へりくだって調子を合わすのも相手に付け入られ逆効果ですし、惨めな気分になります。

そこでどうするのかと言うと対等で中立的な関係になる事なんです。

相手が職場の上司であれ、大事な取引先の社長であってもです。

こう言った対応を「アサーティブ(対等な関係における自己主張)」と言います。

脅威を与えず、萎縮するでもなく堂々とした態度で自分の意見を主張する、アサーティブな対応が出来ると相手も落ち着いてくるはずです。

常日頃からこう言った状況をイメージして対応出来るようにしておくと効果的です。

具体的な対応方を紹介

嫌いな人苦手な人への対処法として大事なのが、「自分の中の嫌いな相手」「相手の中で嫌われてる自分」の両方を消すことです。

自分の中の嫌いな相手を消す方法

・メタ認知
・馴化させる
・ポジティブ変換
・共通項を見出す

こう言った方法があります。

メタ認知

「メタ」と言うのは高次のと言う意味ですが、メタ認知はそんな高い視点から自分と相手の事を客観的に見つめ認識する事です。

そうする事で、仮に相手が怖くて大きな存在だとしても矮小化する事ができます。

それだけじゃなく自分の事も俯瞰できるので自分の間違ってる点にも気付けます。

もしかすると、無意識で嫌な事をされる原因を作ってる可能性もあるわけです。

お互いの思考や行動を冷静に見つめ直す事で前述したアサーティブな対応をとることも楽になるばすです。

引きで見ると自分と相手の問題なんて案外ちっぽけなものかも知れませんよ。

馴化させる

嫌いな人に慣れると言うだけでもゾッとするかも知れませんが、そうする事で苦手な人が気にならなくなると言う方法です。

荒療治ではありますが、敢えて飲み会などに同席し、積極的に接し場数を踏んで行く事で気にならなくなるし、

もしかすると相手の認識も変わってくるのではないでしょうか。

この時も、顔色を伺いながら接するのではなく、こちらが主導権を握って自然に接する事を心掛けましょう。

相手の機嫌が良い時にさり気なく接して行くのも効果的な方法です。

ポジティブ変換

まず、嫌いな人のどこが嫌いなのか理由を紙に書くなりしてピックアップします。

すぐに怒るとか、偉そうとか、イヤミだとか色々あると思いますが、その理由をポジティブに変換してしまおうというものです。

例えば

すぐに怒るであれば→支配力に長けてる

イヤミ→視点が鋭い、裏読みする能力がある

と言ったように変換するだけでも楽しくなってきますね(笑)

私のオススメの方法です。

嫌いだった人が少し面白くすらなって来ます。

共通項を見出す

人は自分と共通項があると、その相手に好意を持つものですが、嫌いな人にもその心理を利用して苦手意識を克服しようと言った方法です。

出身地や兄弟の構成や、好きな食べ物、嫌いなものなど何でも良いんですがひとつ気をつけておきたいのが、

その人が身につけている服や車など、自分を表現する為にこだわっている物事には被らない事です。

「拡張自我」といって自分を取り巻く物も自分を構成する要素と考えている事があるんで、

嫌いな人が同じ物を身に付けているだけで自分の領域を汚されたと不快な思いになるという訳です。

出身地や好物など差し障りない共通点が無難ですね。

そう言った共通点を自然な形で、例えば同僚との会話に盛り込むなどしてさり気なく相手の耳に入れて行くと効果的です。

前述した拡張自我の及ぶ物は被ると厄介ですが、それを褒める事で、その人の能力や業績を褒めてるのと同じ効果を得られると言うメリットもあります。

身につけてる物や愛用品に注意しておくと良いですね。

相手の中で嫌われてる自分を消す方法

・嫌いと言う認識を上書きする
・相手の得意分野を刺激する
・認知的不協和を利用して物を借りる

嫌いと言う認識を上書きする

人が他人を嫌う理由としては色々あると思いますが、一旦そうなると、「思い込み」や「決めつけ」で嫌いと言う判断が固定化されてしまいます。

そこで、思い込みが定着してしまった相手に対して嫌われた理由とは逆の行動を繰り返します。

相手の思い込みに逆の情報を上書きしてしまおうと言う訳です。

苦手な相手になぜ嫌いなのかを聞くなんて到底無理なんで、そこは同僚や友人、知人の力を借りてそれとなく理由を探りましょう。

あとはその理由になる行動と逆の行動を繰り返しとる事で相手の思い込みを書き換える事ができます。

どうしても理由が探れない時は、相手の視界に入るような場所で徹底的に良い事をするのも効果的だそうです。

相手の得意分野を刺激する

人は自分が興味があったり、得意とする分野の話をすると心地よくなり饒舌になります。

これも、同僚の探りやSNSなどで相手の得意分野をリサーチして臨むのがベストです。

相手が最も得意とする分野で教えを乞うたり、相談を持ちかけます。

質問はすぐに答えられる簡単なものが良いでしょう。

答えて貰った後は感謝する事で相手の承認欲求も満たされます。

そんな関係を築いていく事で嫌いだったのがいつの間にか気にならない存在になり、場合によっては仲良くなったりする事もあると思います。

望んでなければある程度で止めておきましょう。

認知的不協和を利用して物を借りる

アメリカの科学者で政治家のベンジャミン・フランクリン、100ドル札の肖像画でも有名ですが、

フランクリン氏の実話に、敵対する議員に手紙で「あなたの持っている珍しい本を貸して欲しい」と頼んだところ、

本を借りる事ができお礼の手紙を渡したところ、それ以来、親しい間柄になり生涯の友にまでなってしまった。

と言うエピソードがあります。

なぜ敵対する間柄の人に本を借りる事が出来た上に生涯の友にまでなれたんでしょうか?

そこには「認知的不協和」と言う心理状態が関係しています。

矛盾した行動をとったあとにそれを埋め合わせる為の行動をとる事なんですが

例えるなら、タバコは身体に悪いからと禁煙を始めても途中で断念すると、そんな自分が不快になり、

結局タバコにはメリットがあると思うようになると言ったように

矛盾に都合よく対応してしまう訳です。

フランクリンの話の中の議員も、嫌な相手に断れず思わず本を貸してしまい自分に不快感を覚えていました。

しかし、そのタイミングでお礼の手紙が来たことで、フランクリンもまんざらではないと思ってしまったんですね。

この流れを苦手な相手に利用するんですが、フランクリンのように大事な本を借りる訳じゃないんでハードルも低いと思います。

何でも良いんでその人から借りやすそうな物を借りて、丁寧にお礼を言えばフランクリンと同じような効果を得られるはずです。

このように嫌いな人や苦手な人と付き合うには心理的なテクニックでお互いを嫌いな存在から、どうって事ない存在にするのが一番の方法です。
対応はアサーティブにです。

下手に対立して泥沼化しても、顔色を伺いながらビクビクして過ごすのもこちらのエネルギーを使って疲れてしまいますからね。

ひとつでも参考になれば幸いです。

因みに、今回の方法はこちらの書籍「嫌いなヤツを消す心理術」を参考にさせていただきました。

著者はビジネス心理研究家の神岡真司 氏で、上記の方法以外にもユニークな方法で嫌いな人を克服する心理術を紹介してあります。

その他にも嫌われない会話術なども紹介してありどれかひとつは、自分に合った方法が見つかるのではないでしょうか。

以上、人間が人を嫌う理由と、その心理を利用した付き合い方や対処法と言った内容の記事でした。

最後までお付き合いくださりありがとうございます。

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